子宮頚がん
原因
HPV(ヒトパピローマウイルス)に感染することが主な原因、30~40代に多い。
症状
初期では症状がないため、検診がとても大切になります。
不正出血などの症状が出たときは、進行しており、手術だけでなく、放射線治療や化学療法が必要になってきます。
検査方法
細胞診(当院では検出率の高い※液状処理細胞診を用いています)
- 従来の細胞診 … 1,500円
- 液状細胞診 … 1,860円
- ※当院は、2021.4月から、目黒区のがん検診<従来法の細胞診>が可能となります。
それまでは、液状処理細胞診のみの検診となりますので、ご了承ください。
結果
細胞診異常がみられた場合は、※HPVタイピング検査を行い、結果説明いたします。必要があれば、専門医にご紹介いたします。
子宮体がん
原因
女性ホルモンとの関連が主な原因、50代前後多い。
症状
初期の段階で、不正出血が見られます。
「警告出血」とも言われ、この段階で超音波検査をすることで、がん発生の危険性があるかないか判断することがとても大切です。
閉経前後は不正出血の頻度が高く、月経か不正出血かわからないという質問をよく受けます。
「ホルモン異常である₌子宮体がんがない」ことを確認し、1年安心して過ごしましょう!
リスクの高い方は、肥満・高血圧・糖尿病を発症している方、子宮内膜増殖症と診断された方、更年期障害でホルモン補充療法を長期行っている方など、定期的に検査を行うことをおすすめいたします。
検査方法
超音波検査を先に行い、症状所見より、必要性あれば、細胞診を追加します。
結果
超音波検査の結果で必要があれば、MRI検査をおすすめします。
細胞診異常がみられた場合は、結果説明後、専門医にご紹介いたします。
卵巣がん
原因
はっきりとはわかっていませんが、近親者に卵巣がんになった方がいる、出産経験がない、欧米型の食生活が中心、肥満、子宮内膜症を発症している、ホルモン補充療法を長期間行っているといった方などは、発症する確率が高いと考えられている。40~60代に多いが、10代から発生するタイプのものもある。
症状
卵巣は3cmほどの小さな臓器なため、広い骨盤内で腫瘍ができはじめても、自覚症状はほとんどありません。
お腹が張ってる感じ?最近太ったかも?と感じたときには、進行していることが多く、症状が出てからの初期診断は難しいのが現状です。
1年に一度、確認することで早期発見できる機会をもちましょう!
検査方法
超音波検査を行い、症状所見より、必要性あれば、腫瘍マーカーを追加します。
結果
超音波検査の結果で必要があれば、MRI検査をおすすめします。
MRIや腫瘍マーカーの結果にて、手術が必要と考えられる場合は、結果説明後、専門医にご紹介いたします。
検査は細胞診と超音波検査で、1~2分です。受診し、現状把握することが大切です。
自分がどういった間隔で定期的に検査をすればよいのか、知っておきましょう!